劣等感と二人三脚
2020年ももう終わりますね。
一年を振り返ってみると、
今年も楽しかったなぁ。という気持ちが浮かんでくる。
色々大変だったはずなのに、人間の頭はオメデタイもんだ。
このブログを書きながら、
その次に浮かんでくるのは、なぜか
いきなり超大金持ちにならないかなぁ、、、
という漠然とした気持ちだった。
なんでだろう、、、笑
一年を振り返ると、お金持ちになりたい。って筋が通ってない。けど確かに思い浮かんでしまっている。
「大金を得たら何に使うのか」
こういった夢見心地な話題って結構好きだ。
ひとまず高級ホテルに1ヶ月泊まりながら、ゆっくり使い道を考える。
マイホームをいつ•どこに建てるとか、不動産投資に手を出して不労所得ってヤツを得てみようかとか、子供ができたら全部裏口入学させてやろうか、とか。
さて3つ目に思い浮かんだのは、家族、主には妻のことだ。
仕事の関係で毎日は一緒に居られなかったけど、まぁ1番長い時間を一緒に過ごしていることは間違いない。
付き合って10年、結婚して3年になるけれど、毎日飽きることなく笑わせてもらっている。
変わった人なんだけど、そこが最高に面白い。よく隠キャってイジっている。
自分は、ハゲとイジられる。いいや違う、まだ予備軍だ。と思いながら内心焦る。
「何事もバランス」なのだとしたら、表題のような考えができるのは妻のおかげかもしれない。
さて、最後に思い浮かんだのは、仕事のこと。
内科医の自分が、半年間集中治療(ICU)と救急医療(ER)に挑戦した。
正直、半年間はつねに自分の無能さというか、無力感というか、そういう感情に苛まれていたように思う。
たぶん、誰しもが「あ、自分、この集団で下の方だ。みんなすごい、自分はデキナイヤツなのかもしれない。」って感情を抱いたことがあるんじゃないだろうかと推測するけど、
まさにそんな感情が半年間続いた。もちろん楽しいこと、やりがいを感じることもあったけど、負の感情は正の感情を簡単に凌駕する。
振り返って気付くことは、「辛いと思っていたことも、後から振り返ると楽しい思い出になる(ことがほとんどである)」ということだ。
それはここまでの2020年振り返りが証明していて、思い浮かんだ事ランキングで一位は楽しかったなぁで、二位はお金持ちになりたいなぁで、三位は妻への感謝で、ようやく四位に辛いと思っていたことがランクインした。
あとひとつ、気付くことは、劣等感っていうのは最高のモチベーションになるということ。
周りと自分の差を感じていなければ、こんなに頑張って勉強したりしなかったと思う。
振り返って結局楽しかった一年だったのだし、
自分は「劣等感と二人三脚」で、うまく頑張れたのかもしれない。
これから、劣等感を感じるようなシチュエーションがあるとしたら、もう少しうまく気持ちを整理できそうな気がする。
そんな一年でした。
来年も健康に過ごせますように。
あぁ、突然お金持ちにならないかなぁ、、、